




TAKE ON ME
'85年、A-HA(アーハ)はTAKE ON MEの全米NO.1ヒットにより一躍有名になりました。この曲のプロモーションビデオクリップは、アニメーションと実写を合成した、当時としては画期的な映像でその後の映像作品にも大きな影響を与えました。実写部分で現実世界を、アニメーション部分でコミック漫画の空想部分を表現していたのです。そしてA-HAが一人のリスナーである女の子をコミック漫画のほうへ連れていく、という展開の中で、アニメに実写が、そして実写のコミック漫画の中のA-HAが動き出すなど、うまく組み込まれていました。
しかし、「TAKE ON ME」はビデオクリップのみならず、サビの部分のボーカルの盛り上がり方 〜Take on me(Take on me)を繰り返しながらオクターブが低音階から高音階までドンドン上がって最後には完全に裏声になってしまう部分が非常に印象的です。
なので、中学生レベルのわかりやすい英語でありながら普通の人は絶対にカラオケで歌うことはできないのでご注意ください。このページの管理人も、クルマの中でよく口ずさんでいますが、顔が引き攣っていると思います。また、軽快なイントロを耳にしただけでワクワクさせてくれるリズムやメロディなので、現在でも、高校や大学の体育の授業などでダンスに使っているところもあるようです。また、「パラパラ」の名前はこの歌に由来するとも言われています。
THE LIVING DAYLIGHTS
デビューの「TAKE ON ME」のPV(プロモーション・ビデオクリップ)があまりにも人気で、アイドル扱いとなってしまったことは、A-HAとして本意ではなかったようですね。人気先行で実力がないような印象がありますもんね。でも、他にも彼らにもいい曲がたくさんあるんですよ。その中の一曲がこの「THE LIVING DAYLIGHTS」。
'87年の映画「007/THE LIVING DAYLIGHTS」の主題歌です。映画のほうも、スパイが乗るクルマにしては目立ちすぎる(笑)のではないかと思われる、5000ccを超える排気量をもつ高級車アストン・マーチンがミサイル発射したりジェット噴射して急加速して空を飛んだりかなり派手だったのですが、それに華を添えるA-HAの音楽はというと、007シリーズの伝統をうまく受け継いでいるかのようなオーケストラ的なイントロ、そしてそれをうまくドラム一発でリズミカルに展開させ、またメロディをオーケストラに預け、ボーカルで盛り上げていく。〜Set your hopes up way too high. The living 's the way we die.(志を高く掲げよ。生き様とはどう死ぬかということだ。)・・・カッコ良すぎます。A-HAは決して一発屋ではありません。

A-HAは、ノルウェイのオスロ出身の三人組。モートン・ハルケット(ボーカル)、ポール・ワークター(ギター)、マグネ・フルホルメン(キーボード、ギター)