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EAT IT(今夜もイート・イット)
〜Have some more chicken, have some more pie. It doesn't matter, it's broiled or fried Just eat it(もう少し鶏肉を食べてください。もう少しパイも食べてください。気にすることはないですよ、それらは焼くか揚げるかしてちゃんと火が通ってますから。さあ、食べてください。)・・・初めて聴いた時、大爆笑してしまいました(笑)。そんなに英語のヒヤリング力がなくても、チキンとかパイの部分など、彼も強調して歌っているのでなんとなくわかるのです。音も、確かにマイケル・ジャクソンの「ビート・イット」とほとんど同じ。でも重厚感はないし、ゲップやオナラを思わせる効果音が微妙に入れられてコミカルな仕上がりになっています。
本家本元のマイケル・ジャクソンは当時、テレビでもラジオでも、街頭でもとにかくあちこちで一日何十回も耳にしていたので食傷気味(やっぱり食べるんかい!汗。)の人も多かったのですが、そんな人にこの歌は本当にハマったんでしょうね。私もその一人です。(笑)
FAT
だって、私は太ってますから〜♪という内容で、マイケル・ジャクソンの「バッド」をパロっています。その太っている様子が、本家マイケル・ジャクソンの細く引き締まった体で歌っているのと全く正反対なので、そのギャップがまた私を惑わせ、強く印象に残すことになりました。パロディ・ソングって、意外とオチなどがワンパターンになりやすくて、この歌もそうなってしまっているんですが、ジッパーが壊れてしまうとか、内容については大体想像つきますしね。でも、ついつい、〜who’s fat? って歌われてしまうとついついこの歌にノってしまうんですね(汗)。パブロフの犬ではないですが、頭ではあんまり好きな曲ではないと思っているのですが、イケナイ、イケナイ、と思っているのですが、体が勝手に条件反射して動き出してしまいます。
LIKE A SURGEON
〜Like a surgeon, hey! Cuttin' for the very first time.(まるで初めて手術する外科医のように)・・・言うまでもなく、マドンナの「ライク・ア・ヴァージン」のパロディです。内容にはもはや呆れてしまうのですが、ピッ・ピー、ピッ・ピー、って手術室で心音計が鳴っているのにあわせてアルがおかしな仕草をしながら歌っている・・・。歌のエンディングではその心音系はピーーーーと鳴り続けます(つまり心臓停止。汗)
日本ではパロディというと嘉門達夫が有名ですけど、アルのほうがスケールが大きいので、これはこれでアルのかな、(なんちゃって!汗。)と思います。きちんと本人の承諾を得てからリリースしているようですしね。逆に、アルの歌から本家本元の歌を知った人は・・・・ほとんどいないでしょう。なにせ、世界的に大ヒットした曲ばかりですから。言い換えると、アル・ヤンコヴィックの歌は誰でも聴いたことアル曲ばかり、ということです。(汗)

'59年生まれ。アメリカのミュージシャン。ヒット曲の替え歌やコミック・ソングを多数リリースしている。アメリカでの通称は「Weird Al(おかしなアル)」。トニー・バジルのヒット曲「ミッキー」とコメディ「アイ・ラブ・ルーシー」のパロディである「ルーシー」が、彼の初めてパロディPVが製作された曲。
'84年、マイケル・ジャクソン「今夜はビート・イット(Beat It)」の替え歌「今夜もイート・イット(Eat It)」が大ヒット。音もPVも本物そっくりにパロディして大人気となる。その後もマドンナ、M.C.ハマー、ニルヴァーナ、クーリオ、エミネムなどの人気アーティストのヒット曲の替え歌と本物そっくりなミュージック・ビデオを作り続ける。