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ALWAYS
この曲は'94年リリース。かつてREOスピードワゴンが'80年代に日本で人気を博した「涙の三連発」的な、せつないロック・バラード。〜Yeah I will love you baby -always. And I'll be there forever and a day -always.(ベイビー、ずっと君を愛し続けるよ。そしてずっとそばにいるよ。)とボン・ジョヴィがせつせつと、そしてサビでは愛しているよ〜♪と叫び続ける。・・・ただ単に、ロック・バラードと呼ぶのなら許されるが、もはやハード・ロック・バンドとしての面影はない。いい歌ではあるが、とんがっていた頃の'80年代の初期のボン・ジョヴィを期待する人はがっかりするかもしれませんね。よく言えば新生・ボン・ジョヴィ、悪く言えば・・・まあ、ここでは良しとしましょう。
BAD MEDICINE
One Wild Night: Live 1985-2001
〜Your love is like bad medicine. Bad madicine is what I need.(君の愛は有害な薬だ。僕が必要としているのはその有害な薬だ。)〜 I ain't go fever. Got a permanent disease. IT'll take more than a doctor to prescribe a remedy.(熱がでたなんてものじゃない。これは不治の病だ。医者にだって直せやしない。処方箋もかけない。)・・・女性受けしそうな内容で、男の私が繰り返しクルマの中とかで聴くか、というと、正直冷めてしまうしバカバカしい。バカは不治の病で医者にも直せやしない。処方箋もかけやない。・・・なんて考えてしまいます。なんか、ちょっと違う、と感じる部分があるので、ヒットしたのでよく聞きましたが、今ひとつ好きになれない曲です。love ではなくて sex 、madicine ではなくて drug とか cocaine に置き換えてみると、アウトローな感じすると思います。
LIVIN' ON A PRAYER
少し気味悪げのウオゥウォ・ウオゥウォ・・・のバック・コーラスのイントロから、〜Tommy used to work on the docks. Union' been on strike.(トミーは港で働いていた。組合がストライキを起こしていて・・・)と貧しい労働者であるトミーとウエイトレスとして働く恋人ジーナとの貧しい生活を歌われています。そして、 pray(祈り) 続けて、今あるものにしがみついて生きるしかない、と、なかば絶望的な状況を嘆きながらも、そうしなければ争いに生きることになる、と歌の内容自体はプロレタリアの文学的なものです。その閉塞感がなかなかいい。名曲かもしれません。
RUNAWAY(夜明けのランナウェイ)
ボン・ジョヴィのデヴュー曲。〜Ooh she's a little runaway(彼女は可愛い逃亡者)がタタタ・タタタ・タタタ・タタタ・タタ・タタのキーボードにうまくのっかっていて、ハード・ロック特有のAhhhh〜!の叫び声が適度に入っており、私の好きなボン・ジョヴィです。ブロード・ウェイを夢見る彼女はある意味現実逃避で、それを冷ややかに、少し世の中を斜に見ている部分がロックしています。現実逃避かもしれない。そしてそれは間違っているかもしれない。でも突っ走るしかない。彼女は彼女なりに精一杯生きている様子が、そしてそんな彼女から目が離せないでいる様子が伝わってくる名曲だと思います。

アメリカ・ニュージャージー州出身のロックバンド。'84年デビュー。ジョン・ボン・ジョヴィ('62年生まれ、ボーカル)とデヴィッド・ブライアン(キーボード)を中心に結成。
日本での人気がアメリカより先行したことより日本びいきであることは有名。ロック・スターらしからぬ人柄の良さ、サービス精神も旺盛なためエンターテイメント・ショー的要素をたぶんに含み、世界的に大人気を博し大成功を収めるが、そのことが生粋のオルタネィティブ・ロック・ファンからすると賛否両論ある。
オリジナルアルバム
夜明けのランナウェイ('84
7800°ファーレンハイト('85
ワイルド・イン・ザ・ストリーツ('86
ニュージャージー('88
キープ・ザ・フェイス('92
ジーズ・デイズ('95
クラッシュ('00
バウンス('02
ハヴ・ア・ナイス・デイ('05
ロスト・ハイウェイ('07
ベストアルバム
クロス・ロード('94