




HARD TO SAY I'M SORRY(素直になれなくて)
〜Everybody needs a little time away. I heard her say, from eacch other.(誰にだって、少し時間を置くことは必要なことだ。彼女が「お互いにね」と言うのが聞えた。)・・・イントロのこのフレーズが聞えてくれば、思わずこの歌のシチュエーションや、あるいは自分の経験がいろいろと頭の中を巡ります。あんな事言わなきゃよかったとか、あんなことしなきゃよかったとか、それらは長い歳月の間にいい想い出に変わっていくものです。しかしあわせて、当時、ふっと相手がもらしたような言葉、この歌で言えば「お互いにね」なんて言葉はそのまま変わらず、頭の中にクサビのように残っているものではないでしょうか。
〜It's hard to say I'm sorry.T just want you to stay.(「ごめんなさい」って素直に言えなくて・・・。僕はただ一緒にいたいだけなんだ。)・・・そうなんです。この「ごめんなさい」って言葉は素直に言えないものなんです。誰しも経験あることだと思います。わかって欲しいんだけど、自分の主張ばかりしていたことへの反省。
それにしても、アタマでわかっていても本当に、「ごめんなさい」って言葉ほど、実は何歳になっても素直に言えないもの。そうすると、この曲を聴くと、その、昔に埋め込まれたクサビがじわじわと効いてきて、当時の気持ちに引き戻されてしまうのです。・・・そういう部分への共感が、この曲が多くの当時、ファンをひきつけ、そして今でも色あせない、大人向けのバラードの名曲として残っている理由だと思います。・・・頭の中にクサビとして残っていて忘れられない名曲、それはただ懐かしいだけではなく、昔聞いていた当時の自分の想いや気持ちを引き戻してくれるので、なんとしても探し出し、また聴きたいと強く思うのではないでしょうか。このサイトを見てくれている人のそんな思いに少しでもお役に立てることができるなら・・・。そんな気持ちでこのページを製作しております。

アメリカのロックバンド。'69年デビュー。'70年代前半はロックにブラスバンドを取り入れてのアンサンブルでカリスマ的な人気を博していた。'70年代後半に失速、しかし、'80年代に入っては、デイヴィッド・フォスターをプロデューサーに迎え、アダルト路線のラブ・バラードを全面に出し、「Hard to Say I'm Sorry(素直になれなくて)」「Look Away」などのヒット。