HOME >INDEX >CYNDI LAUPER (シンディ・ローパー)





GIRLS JUST WANT TO HAVE FUN (ハイスクールはダンステリア)
同時期のマドンナとよく比較されますが、お色気を前面に押し出すマドンナとうって変わって刈り上げ頭を赤に染めて、コケティッシュな魅力を振りまいたのがシンディ・ローパー。やんちゃで明るい女の子のイメージを確立してこの曲がヒットしました。
ン・キャキャ・ン・キャキャ・ン・キャキャ・・・と軽いリズムのイントロから、ニワトリがコケコッコーと鳴くような勢いで、〜I come home in the morning light, My mother says when you gonna live your life right.(朝帰りをすると、ママが、「一体いつになったらあなたはきちんとした生活をするの!」と、ガミガミ言うの。)と、一気に彼女の個性が発揮される一曲。〜Oh girls just want to have fun!(女の子は楽しみたいのよ!) 家に暗くこもるのではなく、いつも外にばっかり遊びにいってしまう女の子。この明るさがとても良いです。
人気曲にアンサーソングあり。「Boys Just Want To Have Sex
」を Exude というカリフォルニアのバンドが歌っています。
TIME AFTER TIME
「GIRLS JUST WANT TO HAVE FUN」とはうって変わって落ち着いたバラード。後に、この曲はマイルス・デイヴィスら多くの歌手にカヴァーされるスタンダードとなります。
〜 If you're lost you can look and you will find me Time after time .If you fall I will catch you I'll be waiting Time after time .(もしあなたが寂しい時は、私のことを何度でも探してみつけていいわ。もしあなたが倒れた時は、私が何度でもつかまえててあげる。)・・・ベッドの中で時計の音を聞いていると、離れてしまったあなたのことばかり考えてしまう。スーツケース一杯の思い出・・・。時計の針が巻き戻っていく・・・。あなたの声はもう聞こえない・・・。
せつない内容のこの曲は、私にはハタチの頃はあまりピンと来ませんでしたが、20代後半、30代、と歳を重ねるにつれて、ジワジワと効いてきたように思います。自分のほうから探し出して連絡をとるのは迷惑をかけるかもしれないので出来ないけど、もし相手のほうから探し出してくれるなら・・・私は待っています。そういった思いは誰しも経験しているのではないでしょうか。

'53年生まれ。ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン地区クイーンズ区出身。長い下積みの後、'84年、ファースト・シングルの「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」がヒット・チャートに急上昇して第2位に輝き、セカンドシングルの「タイム・アフター・タイム」は全米第1位になり、サードシングルの「シー・バップは」は第3位、「オール・スルー・ザ・ナイト」が第5位、デビューアルバムから4曲連続トップ5入りした初の女性ソロ・アーティスト。
第1回MTVミュージック・ビデオ・アワードで最優秀女性歌手賞を受賞など数々の賞を受賞。
映画「グーニーズ」からのシングル「グーニーズはグッド・イナフ」も全米第10位。