80年代洋楽ヒット曲集

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BLACK NIGHT(ブラック・ナイト)

ディーペスト・パープル

DEEP PURPLE (ディープ・パープル)はプロフィールにも書きましたが、'76年解散、'84年再結成されております。また黄金期は'80年代ではなく'70年代前半とするのが一般的なので、このサイトでのテーマには沿わないかもしれません。しかし、'80年に発売されたベストアルバム「ディーペスト・パープル」は、イギリスの「レコード・ミラー」誌のアルバム・チャートで、解散から4年も経っているにもかかわらず、しかもそれまでのベスト・アルバムにもかかわらず、1位を獲得したそうです。
ということは、'80年代の洋楽ファンはかなりこのアルバムを購入し、'80年代に聴いていた、ということ。そんな訳で採択致します。(要するに、個人的趣味なのですが、実際のところ、'80年代当時の洋楽ファンは私に限らず、10人中11人はディープ・パープルを聴いて育ったと思いますのでそれはそれでいいと思っています。ここでは「ディーペスト・パープル」からお気に入りの4曲を紹介します。)
〜Black night, it's not right. I don't feel so bright. I don't care since!(暗黒の夜、いいものではない。そんなに気分がいいものではない。気にしなくなったのはあの頃からだ。)・・・ブラックの缶コーヒーのCMでも使われているので、最近でも馴染み深いのではないでしょうか。



CHILD IN TIME(チャイルド・イン・タイム)

「ディーペスト・パープル」での収録10分14秒。長い間奏ではリッチー・ブラックモアとジョン・ロードの16ビート3連続のユニゾン、つまり同じ音程で同じメロデイ・ラインでの二人のプレイ、その超絶プレイがこれまた何度も繰り返されるのですが、この凄まじさに胸が高まったところに、イアン・ギアンのハイ・トーンなボーカルで「AHHHHHH・・・!!」と叫ばれた時にはもう、マブタが痙攣起こして失神してしまいそうです。
歌の内容としては、悪いことをすると神様の裁きを受けることになるよ、と、子供に語りかけているものなのですが、子供でなくても大人でも、そんなわけで十分ビビってしまいます。・・・'80年代の音楽は、シンセサイザーの発達もあって華やかになりました。しかし簡単に華やかに多種の音が出せるようになった反面、失われ忘れかけていく部分もあったのかもしれません。この曲を聴くと、では'80年代の音楽って一体何なのか、ロックの魂って一体なんなのかを再考させられ、'80年代の音楽に対する理解もより深まるように思います。



HIGHWAY STAR(ハイウェイ・スター)

初めてこの曲を聴いた時の、「なんで、こんなにカッコいいんだろう。」と背筋に衝撃が走ったのをいまでも覚えています。'80年代の曲にありがちな、ヒットさせてやろうとリスナーに媚び、流行を取り入れ、趣向を凝らしまくった安っぽさは全くありません。〜Nobody gonna take my car.〜I love it! and I need it! I bleed it! Yeah it's a wild hurricane! 〜I'm a highway star! と叫びまくり、自由自在のギターのうねりが、そしてドスの効いたベース、それを盛り上げるドラム、オレのクルマはすごいんだ!オレはハイウェイ・スターだ!という主張がブッチギり、バリバリに伝わってきます。電子音では決して表現できないモノ、それは「迫力」という形のないモノ、つまりパワーとかエネルギーなのですが、その聴いた者を惹きつけるだけのモノをもっているので、相乗して存分に駆使されたテクニックが冴え、結果として流行を追いかけたのではなく自らが流行やこれからの音楽の進むべき道を示し、結果としてヒットした。それ以上でもなく、それ以下でもない。この曲は、そしてディープ・パープルは、'80年代のアーティストやリスナーに多大な影響を与えていると言わざるをえないと思います。



SMOKE ON THE WATER(スモーク・オン・ザ・ウォーター)

デッ、デッ、デー・デッデッデデー・デッデッデー、デッデー♪と印象的なイントロ、リフを口にした人は数知れず。ギターを手にした者に至っては必ず一度はこの部分を奏でる。そして〜We all came out to Montreux on the lake Geneva shoreline to make records with a mobile.(俺たちはモントルーからやって来た。ジュネバ湖の海岸線に、レコードをつくりに来るまでやってきたのさ。)〜Smoke on the water. Fire in the sky.(水面には煙が立ち込めている。炎が空まで燃え上がる。)・・・昔、ウルトラマンが流行った頃、「怪獣」という漢字が書けない小学生はいなかったといわれていますが、同じくらい、'70年代の日本の洋楽ファンでこのフレーズを暗記していない人はいなかったほどの超有名なフレーズ。どんなに学校の成績が悪かった落ちこぼれのロック少年でも、彼の地図帳のモントルーとジュネバ湖には赤く印がつけられていたといいます(嘘)。
冗談はさておき、ディープ・パープルが初来日した'72年8月の公演を実況録音したライブ・アルバムにもかっこいいヴァージョンが収録されています。そしてそのアルバムによって、日本武道館が世界的にも「音楽的聖地」の一つと認知されることになったそうですね。




他のアーティスト、曲名リストは → INDEX をどうぞ。

PROFILE

'68年にイギリスで結成されたハードロックバンド。'76年に一度解散したが、'84年に再結成。メンバーチェンジを行いながらも活動を続けている。
'76年までの主なアルバムは「ファィア・ボール」('71)「マシン・ヘッド」('72)「紫の肖像」('73)「ライブ・イン・ジャパン」('73)「紫の炎」('74)「嵐の使者」('74)「カム・テイスト・ザ・バンド」('75)「メイド・イン・ヨーロッパ」('76)


DISCOGRAPHY