




THE FINAL COUNTDOWN
音楽で言う様式美を説明するのに最もポピュラーな一曲、といえばまさにこの曲。わかりやすいメロディーで、ドラマティックで、カッコいい。曲名に「the」という定冠詞がとてもよく似合う、荘厳な曲。・・・内容は、金星に向かうロケットの乗務員の想いをモチーフにした歌。これから未知なる冒険の旅に出発しようとしており、また地球に帰って来られるだろうか、It's the final countdoun. ああ、最後の秒読みが始まる。といったところなのですが、その荘厳さは、聖なる教会でパイプ・オルガンの響きのなかで賛美歌が歌われるのも荘厳というのでしょうが、この曲の場合は、ステージが聖なる場。静寂を破ってエレキ・ギター、シンセ、そしてボーカルが響き渡ります。本当に、超カッコいいです。

PROFILE
'79年結成。スウェーデン出身のハードロックバンド。'86年、3rdアルバム「THE FINAL COUNTDOWN」をリリース。シングルは25カ国で1位、シングルは780万枚、アルバムは650万枚の売り上げを記録する大ヒット。同じくハード・ロックの大御所BON JOVIもEUROPEのことをライバル視していたという。
'88年、4thアルバム「OUT OF THIS WORLD」はポップ志向。'91年、5thアルバム「PRISONERS IN PARADISE」はハードロック路線へ回帰したが初期のハード・ロック・ファンを引き戻せたかは疑問。'92年、活動を停止。
DISCOGRAPHY