




I LIKE CHOPIN(雨音はショパンの調べ)
小林麻美が歌った日本語カヴァー曲も大ヒット。小林麻美のアンニュイな、それでいて時にブリリアントでゴージャスな一面を併せ持つ魅力が、ショパンのピアノという清楚さなイメージをベースにうまく彼女のイメージにマッチしました(よくわからない表現かも。笑)。流行した渋谷のカフェ・バーにぴったりのおしゃれなヨーロピアン・ポップスと言ってもいいですかね。また彼女の友人の松任谷由実が日本語詞をつけました(松任谷由実のペンネームが「呉田軽穂」であることは'80年代を知る人には常識。)。そして、同じ雨をテーマにした歌でも、IT'S RAINING MEN(ハレルヤ・ハリケーン) /ウエザー・ガールズと恐ろしいほど印象違うのが個人的にアタマの中でリンクしているのがおかしいです。(汗)
〜Remember that piano. So delightful, unusual. That classic sensation. Sentimental confusion. Used to say I like chopin. Love me now and again.(あのピアノを覚えてますか?とても楽しくて、独特で。それはクラシック・センセーション。感傷的に混乱します。ショパンが好きだ、とよく言っていましたね。もう一度私を愛してください。)…どうも、私には訳詞のセンスがないようですみません。どうしても歌の言葉というものは、主語やら述語やら、あるいは目的といった何か重要な部分を一つ記述しないでいることが多く、そしてその重要な部分をリスナーのイメージに任せてイメージを膨らませることを意図しているものが多く、またそういう歌ほどヒットするので、この曲の良さを伝えきれないこのもどかしさ、才能のない人間が解説するのは本当に難しくて申し訳ないです。

'60年、レバノン・ベイルート生まれ。'82年にデビュー。イタリアを中心に活動。'84年、軍隊に入隊し、一時音楽活動を休止。'86年に音楽活動を再開。