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NEW SONG
アルバム「The Best of Howard Jones」
間奏などはまるでシューティング・ゲームで一面クリアーした後のような、典型的なピコピコサウンド。またメロディはロール・プレイング・ゲーム(RPG)で主人公の勇者が爽やかに草原を旅しているような・・・でも当時はこれが良かったんです(笑)。学校の音楽の授業の堅苦しいクラシックとは全く違う、極めてポップなサウンドは本当に新鮮でした。全盛期のチェッカーズの藤井兄弟と同じような髪型も随分流行りました。(上の写真は最近のものだからもう髪も薄くなって大人しくしていますけどね。)日本にはまだ、ハワード・ジョ−ンズのように自分で曲を仕上げるアイドルは少なかったので、彼は本当にすごかったと思います。
WHAT IS LOVE
「エレクトロニクスに人の魂を吹き込むシンセサイザーの魔法使い」と言われたハワード・ジョーンズは、どうやって人の魂を吹き込んだのか。言うまでもなく、歌に感情を込めていたんですね。そうすると、感情を持たない機械が演奏しているはずの音楽すら、感情をもってハワード・ジョーンズの歌に合わせて演奏しているような気がしてくる、つまり、エレクトロニクスに人の魂が吹き込まれたというわけです。
〜What is love anyway. Does anybody love anybody anyway.(そもそも愛とは何なの?誰かを本当に愛する人ってとにかくいるの?)もしかしてハワード・ジョーンズ自身も先進のテクノロジーを使って音楽をしているとはいえ、、世の中の機械化が進み、人と人のふれあいが希薄になってきたことに危惧をや悩みを抱えていたのかもしれませんね。そんな心の葛藤が絶妙に表現されているのが大ヒットの要因だったのかもしれません。

'55年生まれ。イングランドのサザンプトン出身。エレクトリック・ポップ、テクノポップの代表的アーティスト。もともとプログレッシブ・ロックやパンク・バンドを組んでいたことはあるが、メジャーになったのは、当時最先端のデジタルシンセサイザーを駆使しはじめてから。パイナップルのような髪型とテクノが受けた。
'83年10月、シングル「ニューソング」でデビューし全英3位の大ヒット。'84年ファースト・アルバム「ヒューマンズ・リブ」を発表、同アルバムは全英1位に。日本でもアイドル的な人気。