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WHAT A FOOL BELIEVES
この曲は'79年ドゥービー・ブラザーズのグラミー賞受賞曲のカヴァー。日産・ティアナのCMに起用されたことによりご存知の方も多いと思います。都会的でお洒落な曲ですね。ポコ・パコ・ポコ・パコというリズムのドラムにサクスホーンと、癖のない爽やかな歌声が心地良く、渋谷や六本木ではなく、銀座やロンドンのブティックのショーウィンドウを眺めながらお散歩、といったイメージでしょうか。・・・ロンドンに行ったことは私はないけれど。たまたまマット・ビアンコはイギリスのバンドなので例に挙げましたがね。
昔は仲のよかった彼と彼女。彼女は変わっていっているのに彼はずっと変わらず昔のままでいる。そして、彼女の気持ちは離れていく。彼は彼女の気持ちがきっと戻ってくるものと信じている。〜WHAT A FOOL BELIEVES(信じているとは、なんて馬鹿な奴なんだろう!)彼は彼女が去っていくのを見つめている・・・。そんな内容の歌なのですが、だいたい男というものは恋愛に関しては女よりも不器用で、私個人的にもこの歌に強く共感を覚えます(涙)。って、一瞬考えたりたりもしますが、「あんたバカだねぇ〜」とか「変わってるねぇ〜」は実は私にとってホメ言葉なので(たぶんそんな人多いと思います。笑)、自分が認めらたと思って嬉しくなってしまう一曲でもあります。それにしても、彼女の気持ちがきっと戻ってくると信じている彼、本当に強く彼女の事を愛しているんですね。もしかしたら「愛」って信じることなのかなぁ・・・なんてこの一曲はいろいろな解釈をもさせてくれる名曲だと思います。

'80年代前半に、ロンドンで結成。「WHOSE SIDE ARE YOU ON(探偵物語)」でデビュー。当時のメンバーはマーク・ライリー、ダニー・ホワイト、バーシア。ファンクとラテンを融合させたサウンド=ファンカ・ラ・ティーナの代表的なバンド。カルチャー・クラブなども同じだが、マット・ビアンコはデビューからずっとファンカ・ラ・ティーナを貫いてきている。ダニーとバーシアの脱退後、マークフィッシャーが加入。