




99 Luftballons(ロックバルーンは99)
100に1つ足りない数、99個の風船が地平線に浮かんで誰かがUFOだといったら兵隊が送り込まれて・・・99の戦闘機が出撃して・・・99人の国防大臣が戦え!と叫んで・・・99個の風船ぐらいでそんなことになるなんて。99年の戦争、勝っても国が亡くなるし国防大臣たちももういないし戦闘機の影もない。ガレキの待ちの片隅で見つけた1個の風船を飛ばしました。あなたのことを思いながら飛ばしました。〜東西冷戦下のドイツならではの歌です。風船に様々な想いを感じます。風船と戦争と言えば、旧日本軍にも風船爆弾なるものがあったそうですね。和紙でつくった風ぼうをコンニャクで固めて、千葉や茨城の海岸から偏西風にのせて米国本土を爆撃するという・・・。実際に何個かアメリカまで届いたそうですが・・・。とにかく風船というものは、平和のシンボルで合って欲しいものです。夢を乗せるものであって欲しいです。この曲を聴きながら、頭の中にはたくさんの風船が飛んでいるのをイメージさせられながら、複雑な気分で本当にそう思います。
この後の活躍として、NENAが妊娠出産のためバンドを休業してから児童向けの曲をしばらく歌っていました。そちらのほうも可愛らしくていいですね。私はドイツにはあまり馴染みがないのですがNENAは大好きです。

'60年生まれ。ドイツ・ノルトライン・ヴェストファーレン州出身。ネーナは当時の夫、ロルフ・ブレンデル(ドラム)と、ウヴェ・ファーレンクローク=ペーターゼン(キーボード)ユルゲン・デーメル(ベース)カルロ・カルゲス(ギター)と「ネーナ」を'82年結成。'83年、2枚目のシングル「ロックバルーンは99」がドイツ国内でヒットチャート1位、英語版がアメリカで発売され全世界での大ヒット。この曲はヨーロッパでは反戦歌として定着。トレードマークは腋毛。