




ENGLISHMAN IN NEW YORK
〜Oh, I'm an alien, I'm a legal alien. I'm an Englishman in New York.(私は外国人です。私は法的に外国人です。私はニューヨークにいる英国人です。)・・・エイリアンという言葉を使っているので、映画の影響から(笑)言葉になんだか恐ろしいイメージがついてくるのですが、alien は元々「外国人」という意味ですね。アメリカとイギリスでは文化や風習が違うのですが、スティングは、イングリッシュ・マンはコーヒーではなく紅茶、また、アメリカは銃社会であるといった事や、〜Modesty, propriety can lead to notoriety(謙遜と礼儀作法は悪評に結びつく場合があります。)といった内容をこの歌で歌っています。そして何よりも、Be yourself no matter what they say(彼らが何と言っても、あなたはあなた自身である。)・・・その表現にイギリス人としてのプライドや誇り、スティング自身の強い意志、それをこの歌から感じることができます。私は学生時代に転校した経験があるのですが、私の場合はこの曲を聴くと、新しい環境に馴染むまでに孤独感だとかいろいろな気持ちを感じたことを思い出しました。アコースティックのジャズ風のサウンドが心地よく、また間奏の印象的な重厚感あるドラムがかっこよく、何度も何度も、この曲を聴きました。

PROFILE
'51年生まれ。イギリス、ニューカッスル・アポン・タイン出身。小学校教員などを経て'77年ポリス結成。'85年ソロ活動開始。グループ、ソロとして、アカデミー賞やゴールデングローブ賞をはじめ多くの賞を受賞している。
DISCOGRAPHY