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EVERYBODY WANTS TO RULE THE WORLD
(ルール・ザ・ワールド)
〜Welcome to your life. There's no turning back.(ようこそ、きみの人生へ。もう後戻りはできない。)…こんな歌い出しから、内省的で哲学的な内容の歌をせつせつと歌い上げます。煩悩(本能と言いたいけれどやっぱり煩悩)と欲望にしたがって生きている人間にはなんのことやらさっぱり意味不明で、まだ若かった(笑)当時の私には、流行っていたから聴いたことはあるけど…というレベルで、積極的に聴いていたわけではないのであんまり懐かしさはないです。ごめんなさい。なんで、売れたのかも私には判りませんが、ただ一つ言えることは、人間の本質を追求していくことはすごく重要なこと。本来その仕事は文学者の得意分野だと思うのですが、音楽の世界でそれをやった、ということ。そんな意味では私には、まだ彼らは世に出るには少し早かったのではないか、そうとも言える才能の持ち主だったのではないか、と思います。でも、当時売れたんですよねえ…。やっぱり私がアタマが悪くてただ遅れていただけか。

PROFILE
イギリスの男性デュオ(ローランド・オーザバルとカート・スミス)。もうひと組のWHAM!といわれるほどの人気を得た。'81デビュー。初期の特徴は、アコースティックを思わせる穏やかさをもったシンセ・サウンドに繊細な歌詞をのせていた。次第に、ローランド・オーザバルのギター中心のブリティッシュ・ロックの王道を進むようになる。
バンド名は、「恐怖や心の痛みを心にしまわないで、子供のように声に出して叫べ、泣け」といった意味合いをもつ。
DISCOGRAPHY