80年代洋楽ヒット曲集

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I DON'T LIKE MONDAYS(哀愁のマンデイ)

ベスト・オブ・・・

この曲は'79年のリリース、しかしこの曲が実際に聴かれ、ブームタウン・ラッツが活躍していたのは'80年代、特に前半といっていいでしょう。'79年にカリフォルニアで女子高生が銃の乱射を起こすという事件があり、その女子高生の動機に「月曜日が嫌いだったから」という言葉があって、そこからインスパイアされて製作された曲です。憂鬱な月曜日を歌った曲には、プリンスがバングルスに提供した「マニック・マンデー」もありますが、ブームタウン・ラッツのこちらの曲は、〜The silicon chip inside her head gets switched to overload.(彼女の頭の中のシリコン・チップにスイッチが入ってオーバーロードする。)・・・憂鬱な月曜日と沈み込むのではなく、逆にどうしようもなくテンションが上がってわけがわからなくなってしまいます。自分の心の叫びを表現するのに理由はいらない。それをたまたま音楽で表現(言い換えれば発散?)するのがロック。それがロックの魂。だからどうしても内容や曲調がロックの場合激しくなりやすいのですが、この曲は、死ぬということはどういうことなんだ?なんて疑問をテーマにしながら、それでいて軽快なピアノをベースにリズム感よくまとめあげている。いかにも社会派のボブ・ゲルドフらしい名曲だと思います。
関係ないですが日本では、哀愁のマンディでも憂鬱なマンディでもなく、ハッピー・マンデーなる奇妙な祝日制度が施行されていますが、個人的には祝日を無理につなげて国民一律に休みを設けるのではなく、もっと、個別に平日に長期休暇をとりやすいようにしていくほうが渋滞や混雑もなくなりいいと思うのですがね・・・。中途半端な連続休暇明け、休んだはずなのにリフレッシュしきれないでやりきれない火曜日が今度は歌になるかも・・・、ということはないですね。抜け切れない慢性疲労ではパワーや元気が足りないのでロックにするには馴染まないことでしょう。




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PROFILE

ボブ・ゲルドフ('54年生まれ)を中心に'75年アイルランドで結成。ニューウエイブバンドとして活躍、ヒット曲もあるが、後にボブ・ゲルドフがアフリカ貧困救済プロジェクトのバンド・エイド及びライブ・エイドの提唱者として有名になっている。


DISCOGRAPHY